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クイーンアン様式
イギリスが経済的、政治的にも安定した時代であったアン女王(1702~1715)に、フランスのロココ様式をイギリス風にして発展した様式です。
リチャード・ノーマン・ショウ(1831~1912)がこの時代の代表的な建築家で、大きな切妻屋根やアシンメトリーの建築配置など、イギリス伝統の建築様式を集大成しました。
【建築】
【家具】
貴族趣味であったロココ様式に比べて、安楽性や機能性への配慮がされて、より実用的なデザインになったことが特徴です。
木材はウォルナットを使われることが多く、「ウォルナットの時代」と呼ばれることもあります。椅子の脚は猫脚(カブリオレ)で、その先端は当時流行していた東洋趣味を反映し、ボールアンドクロウ型になったものが多く見受けられます。背板は花瓶型で、この後のジョージアン様式まで続いて用いられます。
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